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労務通信

履歴書の新様式について

こんにちは。
寒さが深まり本格的な冬がすぐそこまで来ているようですが、いかがお過ごしでしょうか?

今回は新しい履歴書についてご紹介します。
2021年4月に、厚生労働省が新たな履歴書の様式例の作成について(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_kouseisaiyou030416.html)という報道発表を発出しました。
ページの下にある別添 厚生労働省が作成した履歴書様式例を開くと、性別欄の「男・女」という表記は消え、※印で注意書きがされ、性別の記載は任意で良いとしています。
また、「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」は削除されています。

性別欄については、多様な性自認のあり方に対応するために任意記載欄に変更になり、
扶養家族数、配偶者の有無、扶養義務の有無および通勤時間については、プライバシーの要素が非常に高いものとして削除されました。

上記の項目が削除されたことによって、
採用時の面接時では必要があれば直接応募者本人に質問する必要があります。
いずれの項目にしても、前置きなく質問をするのは避け、
「何のために聞くのか」という理由を伝えた上で質問することが望ましいでしょう。

履歴書の記載例と具体的な質問例については、下記リーフレットをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/dl/saiyo-10.pdf

また、厚生労働省では採用選考時に配慮すべき事項として「就職差別につながるおそれがある 14事項」を挙げています。
https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/consider.html

14事項の中には、「尊敬する人物に関すること」「購読新聞・雑誌・愛読書」というものもあり、驚かれる方もいらっしゃいますので、採用活動をされる際には一度目を通しておくことをお勧めします。

弊社では採用活動に関する相談も承っていますので、お困りごとなどありましたらご相談ください。

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