全国的にはまだ暑い日が続いていますが、
お盆が明け、札幌では少し気温も下がり
秋の気配を感じるようになりました。

毎年10月には最低賃金の改定が行われます。
今年は、8月8日に北海道地方最低賃金審議会が開催され、
北海道の最低賃金は現行の889円から時給920円に引き上げることが
適当であると答申がなされました。

今後、各方面の意見を聴いた上で審議が行われ、
最終的な決定の後、令和4年10月に引き上げが行われる予定です。

※最低賃金の計算に含まれる手当については下記のページもご参照ください。
ブログ:令和3年度最低賃金の改定
https://spg-sr.jp/blog/%e4%bb%a4%e5%92%8c%ef%bc%93%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e6%9c%80%e4%bd%8e%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%ae%e6%94%b9%e5%ae%9a/

全国の最低賃金額改定の目安は30円~31円となり、
北海道では31円引き上げの見込みです。
全国加重平均の上昇額(31円)でみると、
昭和53年度に現在の目安制度が始まって以降の最高額となります。

目安どおりに改定されると、令和4年度の地域別最低賃金額は、
全国加重平均額で961円(現在は930円)、
都道府県別では、最も高い東京都で1,072円となります。

最低賃金の引き上げにより、
扶養控除内で働きたい労働者の総労働時間の減少による人手不足の加速や、
人件費による負担が増えることで、
生産性の向上を検討される企業様もいらっしゃるかと思います。

最低賃金の引き上げを行い、生産性向上に取り組む中小企業向けの施策の一つとして
助成金の活用が勧奨されています。

●業務改善助成金(通常コース)
生産性を向上させ、「事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)」の
引上げを図る中小企業・小規模事業者を支援する助成金です。
事業場内最低賃金を一定額以上引き上げを行い、
設備投資(機械設備、コンサルティング導入や人材育成・教育訓練)
などを行った場合に、その費用の一部を助成します。

【活用例】
①飲食店
・デリバリー用3輪バイクの導入で配達時間の減少
・オンライン受注システムの導入により電話対応時間が削減
・レイアウト変更により、デリバリー・テイクアウト対応の効率があがった

②介護事業
・非接触型自動検温器を導入し、対人で行っていた検温時間を削減
・電動式ベッドの導入により、複数名で行っていた利用者の起き上がり補助等を
一人で行うことが出来るようになった

③その他
・WEB会議システムの導入により、営業担当の移動時間を削減

●働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)
生産性を高めながら労働時間の縮減等に取り組む中小企業・小規模事業者や、
支援する事業主団体に対して助成するものであり、
中小企業における労働時間の設定の改善の促進を目的としています。
このコースは、生産性を向上させ、時間外労働の削減、
年次有給休暇や特別休暇の促進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主向けの助成金で、
指定労働者の賃金を3%以上引き上げることで、助成額に加算が行われます。

いずれの助成金も支給にあたっては条件があり、対象とならない場合もございます。
詳細の条件については下記参照リンクよりご確認ください。

スズカ社会保険労務士法人では、各種助成金の代行や就業規則の作成・見直しも行っております。
初回のご相談は無料となっておりますので、お気軽にご相談ください。

■参照リンク
・北海道労働局
令和4年度北海道最低賃金額の改正を答申
https://jsite.mhlw.go.jp/hokkaido-roudoukyoku/content/contents/001218783.pdf

・厚生労働省
業務改善助成金:中小企業・小規模事業者の生産性向上のための取組を支援
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html
働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120692.html

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