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地域雇用開発助成金とは?
今回は、「地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)」のご紹介をいたします。
この助成金は、求職者数に対して雇用機会が不足している地域や、若年層の流出が著しい地域等で従業員を新しく雇った場合に受けることのできる助成金です。
北海道では、函館市や北斗市、札幌市近郊では江別市、北広島市、新篠津村など多くの地域が該当します。(R3.10月現在)
支給額は事業所の設置や労働環境の整備にかかった費用、雇用した従業員の数によって変わり、年1回、最大3回(3年)まで支給申請が可能です。
例えば、事業所の設置・整備費用が5,000万円以上で、雇入れた労働者が3~4人の場合1回114万円が、労働者が20人以上の場合なら1回760万円が受給できます。
さらに中小企業事業主の場合、1回目の支給では支給額の2分の1相当額が上乗せされるので、上記の例だと労働者3~4人の場合171万円、20人以上の場合1,140万円となります。
受給要件は簡単に、
(1)施設・設備の設置・整備および、地域に居住する求職者等の雇入れに関する計画書を労働局長に提出する
(2)計画期間内に施設・設備を設置・整備する(1点あたり20万円以上で合計額が300万円以上であること)
(3)計画期間内に常時雇用する雇用保険の一般被保険者としてハローワーク等の紹介により3人以上雇入れること(創業の場合2人)
(4)完了日における被保険者数が、計画日の前日における数に比べて3人(創業の場合は2人)以上増加していること
雇用を増やしていても、最初に雇入れた従業員が退職してしまい会社全体の従業員数が変わっていなければ支給対象にならないことに注意が必要です。従業員数の維持、最初に雇入れた従業員のメンバーの維持・定着が必要となってきます。
新たに事業所を構えようとすると大きな設備投資や人件費が必要となってきます。対象地域で事業を行うのであれば積極的に取り入れていきたい助成金です。「うちは要件に合うのか?」といったことでもお気軽にご相談ください。